ツルの一声

2014年2月

◆ツル「全快」の報告と、羨ましい話

「ツルの一声」再開で、またたくさんの読者とのコミュニケーションが始まりました。全国のスイミングクラブを覗いた感想や、読者の皆様のご意見を紹介しながら「月1回(基本)」の原稿を書いていきます。

 ツルをご存知の方なら、ツルが大腸がんに冒され、大腸を全摘したことはご存じですよね?大腸がんを発見したのは8年前。2度の手術をして、その半年後に定期検診で3回目の手術、全摘を決心しました。それが5年前。以来、年2回の定期検診を続けてきましたが、1月の検診で「これで卒業!」と言われました。全快です。無罪放免!これからはクリニックで血液検査くらいは定期的に続けていこうと思います。やる気が出てきました!

 さて、1月に東北のスイミングスクールへ行きました。SC協の新年フェスティバルの取材です。昭和48年のオープン時にこそ募集チラシを配ったものの、その後は折込チラシをしたことが無いという有名なスクールです。チラシは小学校で配ってくれるため、現在は新聞折込をしなくてもよい。このスイミングが「小学校がチラシを配ってくれる」ようになった経緯を紹介しましょう。

 15年ほど前、コーチが小学校の校門の前で短期教室のチラシを撒くために学校へ挨拶に行きました。ところがその小学校の校長はかつての恩師。校長からは「校門で撒くと子供たちが捨ててゴミになる。学校で撒いてあげるから、手紙を封筒に入れて届けなさい」と言ってくれた。コーチはスクールに戻り、保護者あての手紙を作り、チラシを封筒に入れて届けたという。校長は「教育委員会にも挨拶に行くとよい」とアドバイスをしてくれました。以来、短期教室の募集チラシは学校で配ってくれているのです。

 今では市内全校で短期教室の時期になると小学校で配布するという関係になっています。「羨ましい」と思ったスイミングの方は多いはず。もしも学校関係、教育委員会に伝手があればチャレンジしてみるのも良いでしょう。実はこの関係、決してこのスイミングスクールだけの話ではありません。スクール名は忘れましたが、ほかにもそういう関係を保っているスクールの話を聞いたことがあります。

◆地元新聞を活用しよう!

 つい最近、愛知県のスイミングクラブを訪ねました。草創期の歴史をよく知っている古参の指導者と昔話をしました。選手コースに力を入れている老舗クラブです。その指導者から、「スイミングクラブは幼児クラスが底辺。底辺があれば頂点がある。それが選手コースだ。ところがスイミングが始まったころは、選手コースがあるから幼児・学童を集めていた。今と逆の時代があった」と。確かに、そういうクラブがあったのは事実です。選手コースを維持するために、底辺を広げたということです。

 その時代(昭和40年頃)、新聞社には大学で水泳をやっていた人たちがたくさんいて、スイミングクラブの取り組みを随分記事にしてくれました。それ以来、昭和60年代まで、ベビースイミングやマタニティスイミング、喘息児水泳、障害者水泳など、各マスコミが取り上げてくれたためにPRとなって入会者が増えていきました。同時に、地方紙には選手育成に力を入れる指導者が「水泳」をテーマに連載を持つ時代がありました。

 ところが現在は、スイミングに関する記事と言えば大きな大会記事ばかり。あっても世界で戦う選手の話。成長期の子供たちの話題を扱う記事は皆無に近いのではないでしょうか。スイミングクラブは、その発展期にマスコミに情報を流し、話題にしてもらったことを考えると、この取り組みをみんながやらなければならないと気付いたのです。

 例えば成長期に子供に与えるスイミング効果や、グループ指導による効果、上達していくと子供たちがどのような心の変化があるのか? といったテーマがあれば、親たちはスイミング効果をより理解してくれる。スイミングの啓蒙活動になることは確実です。地元新聞社に知り合いが合いれば、ぜひお願いして「連載」を書かせてもらおう! 決して所属するスイミングの宣伝にならないような内容で「水泳」「スイミング」を紹介すれば、スイミング人口が増えると思うのですがいかがでしょうか?