ツルの一声

2014年6月

◆集客はHPの充実が大事!

 業界誌「クラブパートナー」が姿を消して2年余りが経った。赤字雑誌を一人で発行し続けたが、さすがに自身の経済的な問題もあって廃刊とさせていただいた。「業界誌」がないというのはどの産業界にもあり得ない話だが、よくよく考えると雑誌媒体を支える(利用する)ほど関連企業にはCPの存在感が無かったということだろう。しかし、CPを懐かしむ人達が未だ多い。

 その中で、昨年暮れからチラシ作業を依頼してきたクラブがあった。かつてはチラシを折り込んでも「センイチ」と言われた時代がある。1000枚折り込んで1件の問い合わせがあるという意味で使われたが、長いチラシ作成経験では「そんなことがあるか!」という感じで受け取っていた。CPを始める前、会員数減少で苦しむクラブを引き継いだ経営者に誘われてチラシを担当したところ、折り込み枚数3万枚に対して入会者159人。「そんなことがあるか!」の意が分かっていただけるだろう。やり方次第で入会者は取れる。

 この時の入会特典「入会金無料+水着プレゼント+VAAMプレゼント」はそれほどインパクトのあるものではなかったが、キャッチ「ワッハッハッハッハ~!」が受けた。「なんじゃこりゃ?」と思っただろう。キャッチのバックにはスタジオインストラクターの笑顔を使った。15年も前の話である。

 そして昨年暮れからお手伝いを始めたクラブのチラシの話だ。元旦折り込みで成人が175人入会!これまでのツルのチラシ入会者数を大幅に記録更新した。そのクラブのこれまでのチラシ入会者数は100人を超えたことが無かったから、支配人は大感謝である。その内容を紹介しよう。チラシ表面は「スタートパック3ヶ月9800円」の文字だけ。バックの写真はインストラクターを大きく使った。つまり3ヶ月間は月額3000円余りで施設が使える。そしてHPへ誘導し、ささやかな入会特典を付けた。チラシ裏面は会員種別の案内、運動初心者でも簡単・楽々に参加できることを強調した。

「スタートパック」はその期間が過ぎれば通常の会員種別を選択して通ってもらう。3ヶ月あれば運動習慣は生活の一部になるはずだから、とにかく“敷居を低く”して囲い込みをしようという点がポイントだった。

 この成功によってその後のチラシ作業も依頼されるようになったが、実はチラシはきっかけづくり。HPの充実こそが“勝利の秘訣”だと思っている。チラシからHPへの誘導で、関心を持っていただいた人達に営業案内ができる。クラブが活況を呈していることが伝えられる。「始めてみよう!」と思わせる。そのためにもチラシは営業案内にせず、やる気を起こさせる内容が肝心なのだ。それにしても「営業案内」のチラシが多すぎる。あれもこれも押し込んでは、伝えたいことが消えてしまうのだ。